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南青山「pejite 青山」へ。古家具と益子焼が奏でる極上の静寂

高橋 健太 (Kenta Takahashi)Verified Writer
南青山「pejite 青山」へ。古家具と益子焼が奏でる極上の静寂

pejite 青山は、東京・みゆき通りから少し横道に入った静かな路地裏で、ひっそりと暖簾を掲げる骨董と器のギャラリーショップだ。地下鉄表参道駅から徒歩数分、現代的な商業施設が立ち並ぶエリアでありながら、一歩足を踏み入れればそこには時代の波を静かに潜り抜けてきた「時間」そのものが充満している。引き締まった空気感と、木の温もりが漂う贅沢な空間配置。都会の喧騒を完全に遮断したこの場所で、訪れる者はモノが持つ本来の重みに圧倒されることになる。 📖 【あわせて読みたい】 原千晶アナの現在と素顔!セント・フォース所属後の飛躍に迫る

単なるライフスタイルショップの枠にとどまらず、国内外のコレクターやインテリア愛好家を惹きつけてやまないpejite 青山の存在感は、近年益々高まりを見せている。時代の潮流に流されない凛とした展示スタイルと、職人の息遣いが伝わるプロダクト群。ここには、モノを所有する喜びを超えた、暮らしの根幹を問い直すような深い対話が存在する。

益子焼の伝統と現代作家の器、日本の古家具が融合する「pejite 青山」の秘密

空間に入ってまず目を奪われるのは、時代を経た木肌が美しい古家具の上に、洗練された現代作家の手仕事が整然と並ぶ圧巻の景色だ。職人の手が幾度も往来して磨かれた明治・大正期の収納棚やテーブルは、単なる骨董品としての価値を超え、現代のプロダクトを最も引き立てる彫刻的な台座として機能している。

ここで展示されるのは、素朴でありながら強い力強さを秘めた益子焼をはじめとする磁器や陶器たち。伝統的な窯元で培われた土と釉薬の美学が、いまを生きる作陶家の感性と混ざり合い、日常に溶け込む極上の造形へと昇華されている。古いものと新しいもの。かつて生活の道具として愛された木工品と、いま新しく生み出された陶磁器が対話するように並ぶ配置は、完璧なバランス感覚で構築されている。

仁平透氏の美学:仁平古家具店からpejite 益子本店プロジェクトへの継承

この独特な世界観の礎を築いたのは、オーナーでありディレクターを務める仁平透氏だ。栃木県益子町を拠点に仁平古家具店を展開し、長年にわたり捨て去られそうになっていた日本各地の古い家具に光を当て、独自の修繕技術で再価値化を果たしてきた。 📖 【あわせて読みたい】 都内屈指の急成長校!朋優学院の偏差値と進学指導の実情に迫る

その情熱は、益子の古い大谷石の蔵をリノベーションしたpejite 益子本店プロジェクトへと結実する。地域の歴史的建造物を現代の美意識で蘇らせたその試みは、地方都市における文化発信のロールモデルとなった。その思想と美的体験を東京という文化の発信地へ直接届けるべく誕生したのが、この南青山の拠点である。職人へのリスペクトと古き良き造形美の再生という脈々と流れるストーリーが、ひとつひとつの展示品に確かな説得力を与えている。

日本アンティーク・骨董が切り拓く現代のインテリア・古家具産業

近年、過剰生産と過剰消費へのアンチテーゼとして、日本アンティーク・骨董を取り入れた空間づくりが世界的なトレンドとなっている。かつては一部の愛好家や専門家のものであった古物文化が、いまや先進的なインテリア・古家具産業の中心的なエレメントへと進化を遂げた。

長年の使用によって丸みを帯びた木の角、経年変化によって深みを増した漆の表情、手打ちの和釘や真鍮金具の質感。これらは現代の工業製品では決して再現できない時間という名の素材だ。古い家具をただ飾るのではなく、現代のリビング空間に自然に取り入れるスタイリング提案は、サステナブルなラグジュアリーのあり方を雄弁に物語っている。

民藝・伝統工芸の精神を宿す現代陶芸・器の魅惑

店舗を彩るもうひとつの主役が、柳宗悦らが提唱した名もなき職人の美学、すなわち民藝・伝統工芸の思想を現代に受け継ぐ現代陶芸・器の数々だ。器は単に食べ物を盛るための道具ではなく、触感や視覚を通じて人間の感覚を研ぎ澄ますアートピースとして鎮座している。

土の粗い質感を生かした焼締め、静謐なマットな質感をたたえる白磁、力強い刷毛目の鉢。個展や企画展の際には、作家自らが店頭に立ち、作品の背景にある土選びや窯焚きの苦労を直接語る機会も設けられる。用の美を体現した器たちは、日常の食卓を特別な儀式へと変える力を持っている。 📖 【あわせて読みたい】 話題作『エル プランタン』衝撃の結末と未公開インタビューの全貌

南青山の静寂に潜む限定作品と出会うための鑑賞心得

ハイブランドのショップや洗練されたギャラリーが軒を連ねる南青山エリアにおいて、このショップが放つ異彩は特別だ。ガラス張りのビル群の中にありながら、重厚な木扉の向こうに広がる影と光のコントラストは、まるで都会の洞窟のような静寂を保っている。

展示される作品の多くは一品物や、企画展のために特別に制作された限定作品ばかりだ。一点物の古家具は二度と同じ表情のものに出会えず、手作りの陶芸品も一つとして同じ焼き上がりは存在しない。自分だけの宝物を探し当てるためには、時間に余裕を持ち、作品一つひとつの質感を五感で確かめる心構えが求められる。

最新入荷情報はInstagramでチェック!Googleマップで行くアクセス解説

人気作家の企画展作品や新たに仕入れられた希少な古家具は、入荷後すぐに売約済みとなることも珍しくない。一期一会の機会を逃さないためには、公式Instagramのアカウントを定期的に確認することがもっとも確実な方法だ。ストーリーズや投稿でリアルタイムに更新される展示スケジュールや入荷案内は、愛好家にとって必見の情報源となっている。

アクセス方法は非常にシンプルだ。東京メトロ表参道駅のA5出口を出て、根津美術館方面へ歩を進める。ルート検索にはGoogleマップを活用すれば、迷うことなく静かな路地裏の目的地へ到達できるだろう。洗練された都会の散策と、深く濃密な日本の美意識に浸るひととき。次の週末は、自分だけの特別な一品を探しに脚を伸ばしてみてはいかがだろうか。 📖 【あわせて読みたい】 【独占情報】黒澤明の意志継ぐ巨編『北の貴辰』最新キャストと配信日

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